第4回 期待値は「平均」の話
答えこの回のゴール:期待値=「何回もやったときの1回あたりの平均」が分かる(約3分)
くじ引きで考える
箱に10枚のくじがあり、当たり3枚は+10点、はずれ7枚は−5点だとします。
10回引くと、平均して当たり3回(+30点)、はずれ7回(−35点)で合計−5点。1回あたりでは−0.5点です。
この「何度もくり返したときの1回あたりの平均」を期待値といいます。このくじの期待値は−0.5点です。
1回の結果と平均は別
期待値が−0.5点のくじでも、1回だけなら当たって+10点になることがあります。これは運です。
くり返すほど運の影響は小さくなり、結果は平均の−0.5点に近づいていきます。
そのため、このアプリでは勝ち負けと判断の良さを分けて表示します。良い判断でも負けることはあります。
ブラックジャックの数字の読み方
テーブルで選ぶと、行動ごとに「1回あたりの期待値」が出ます。賭けを1単位としたときの、平均の増減です。
+0.10なら100回で約10単位増え、−0.50なら100回で約50単位減る計算です。
最も数字が大きい行動を選ぶ。それが基本戦略の答えです。
プラスの場面
20、ディーラーの見えているカードは10。
答えを見る
スタンド。20は十分に強い手です。止めた場合の勝ちは60%。スプリットより100回で約92.4単位有利です。
| 行動 | 100回あたり |
|---|---|
| スタンド | +55.9単位 |
| スプリット | −36.4単位 |
| サレンダー | −50.0単位 |
| ヒット | −84.8単位 |
| ダブル | −169.5単位 |
どれも損なときは「損が小さい方」
ブラックジャックには、どれを選んでもマイナスになる場面があります。例えば、自分が16でディーラーが10を見せているときです。
その場合も、最も数字が大きい(=マイナスが小さい)行動を選びます。損を小さくすることも正解です。
ルール全体で見ると、長期的な期待値はカジノ側に有利です。基本戦略は、その差を最も小さくする打ち方です。
損が小さい方を選ぶ場面
16、ディーラーの見えているカードは10。
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サレンダー。どの行動でも平均で半分以上を失う場面です。半分だけ失って降りる方が損が小さくなります。ヒットより100回で約3.5単位有利です。
| 行動 | 100回あたり |
|---|---|
| サレンダー | −50.0単位 |
| ヒット | −53.5単位 |
| スタンド | −54.1単位 |
| ダブル | −106.9単位 |
次の回:第5回 基本戦略の見方
読んだら、カードで試してみましょう。ディーラーが1手ずつ理由と期待値を解説します。
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